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万博需要の落とし穴?駐車場の無断駐車対策

更新日:2025年4月16日(公開日:2023年10月13日)
 

万博需要の落とし穴?駐車場の無断駐車対策

 

大阪・関西万博と民間の駐車場需要

 
EXPO2025 大阪・関西万博が、2025年4月13日に開幕しました。
 
万博会場である夢洲は自家用車での乗り入れができないため、会場近隣や大阪市近郊での駐車場需要が高まることが予想されています。
さらに10月13日の閉幕日までには、春のゴールデンウイーク・夏のお盆休み、合計2回の大型連休と重なります。連休期間中は、よりいっそう民間駐車場の需要が増すことでしょう。
 
そこに商機を見いだす企業のニュースも目にしますが、駐車場の重要増には負の側面が潜んでいるのをご存知でしょうか。
駐車場の管理者や正規利用者にとって頭の痛い問題、「無断駐車」です。
 
契約駐車場やマンション、個人邸の駐車スペースに、部外者が勝手に車を停める無断駐車。
無断駐車は、駐車場の円滑な運営を妨げるだけでなく、利用者間のトラブル、最悪の場合では法的措置に発展する可能性もあります。
また、部外者が敷地内に侵入・駐車できてしまうのは、セキュリティ的にも問題がある状態だといえます。
 
そこで今回は、低コストな方法から高機能ゲートまで、無断駐車対策について幅広く解説します。
 
 

設備投資不要!低コストでできる無断駐車対策

まずは、手軽に始められる低コストな対策からご紹介します。
 
 
●警告サインや注意喚起
 
「関係者以外は駐車禁止」
「無断駐車には罰金○○円を申し受けます」
 
こういった警告サインは、心理的な抑止力として一定の効果が期待できます。
やり方はいたって簡単。インターネットで配布されている貼り紙テンプレートを利用したり、wordやPowerPointなどで作成したものを印刷するだけですみます。もっとも容易に始められる対策です。
 
ただ残念ながら、悪質な無断駐車者に対しては効果が限定的であることも事実。
「通り抜け無用で通り抜けが知れ」という川柳があるように、「無断駐車禁止」という貼り紙の存在が、かえって「ここは無断駐車ができる場所だ」と教えてしまうことになるのです。
さらには、「罰金○○円」と警告している場合、金額や罰金支払いの有効性についてのトラブルになる危険も。
 
また、警告の存在に気付いてもらえない可能性もあります。
効果を高めるためには、視認性の高い場所に設置したり、定期的に内容やデザインを見直したりする必要があります。
 
 
●物理的バリアの設置
 
次に簡単な方法が、駐車場の出入口に物理的なバリアを設置することです。
 
・カラーコーンやサインキューブを通行口に置く
・入口をふさぐようにロープ、チェーンを張る。
 
こういった方法で、駐車スペースへの侵入を物理的に制限するのです。
短時間の無断駐車や、車両の侵入を阻止する効果が期待できます。
 

駐車禁止のカラーコーン

 
ただし、物理的バリアの設置にはデメリットが2つあります。
 
ひとつめは、建物や周囲の景観を損ねること。
 
特にカラーコーンやサインキューブは、無断侵入を阻止するために「目立つ」必要があります。
その性質上、どうしても黄色・赤色などの派手な色になりがち。
視認性が高く、警告としての効果はありますが、その「目立つ色」ゆえに周囲から浮いて悪目立ちしまいます。マンションなどの場合、周囲の景観を壊してしまい、入居者に不快感を与える可能性もあります。
 
ふたつめは、正規の利用者にも負担をかけてしまうこと。
 
物理的な障害物を移動させる必要があるので、面倒を嫌う部外者をシャットアウトできます。
ただし、まったく同じ面倒を正規利用者・契約者にも強いることになるのです。
車を出し入れするたびに、いったん下車して障害物を動かし、通過後にまたもとの場所に置きなおす、という手間がかかるため、顧客満足度やサービスの質を低下させてしまいます。
 
 
●低コスト対策のメリットとデメリット
 
低コストな無断駐車対策のメリットは、導入のハードルが低いこと。
その一方で、悪質な無断駐車、悪意のある人に対しては効果が薄いというデメリットも抱えています。
また、あくまで「警告」や「制限」にとどまるため、根本的な解決には至らない場合が多いです
 
 

無断駐車は低コスト対策だけでは防ぎきれない?

 
では、なぜ低コストな対策だけでは、無断駐車を完全に防ぐことができないのでしょうか。
 
●悪質な無断駐車への対応
 
「少しだけなら……」という安易な気持ちの人や、悪意をもった無断駐車者は、警告や物理的を無視する可能性が高いです。
カラーコーンやサインキューブは、塩化ビニール・ポリエチレンなど柔らかい素材が多いため、強引に押し通られて破損してしまう恐れもあります。
 
また、低コストな対策は証拠能力に欠けるため、法的措置をとる際の裏付けとしては不十分な場合が多いです。
 
 
●正規利用者への不便と、駐車場運営者のリスク
 
無断駐車によって正規利用者が駐車できなくなると、顧客満足度の低下や、利用者からの信頼を失うことにつながります。最悪の場合、無断駐車によるトラブルから契約解除に発展しかねません。
さらに、無断駐車が原因で駐車場内での事故やトラブルが発生した場合、駐車場管理者が責任を問われる可能性があります。
 
 
●無断駐車される根本的な理由とは
 
無断駐車されてしまう大きな要因は、オープン外構になっていること。
敷地内と道路が物理的に区切られていなかったり、簡単に突破できる障害物しかない場合、心理的にも物理的にも容易に侵入できてしまうわけです。
 
これを解決するには、より強固で効果的な対策をとることが大切です。
 

無断駐車対策の決定版、チェーンゲート

 
「敷地の内外を明確に区切る」
「容易に突破できない物理的バリアを設置する」
 
この2点を両立できるのが、無断駐車対策の決定版である「チェーンゲート」です。
 
●チェーンゲートとは?仕組みと機能
 
チェーンゲートとは、その名の通りチェーン(鎖)を使った自動昇降式の電動ゲート。
2本の柱の間にチェーンを張り、車の入退場を制御するシステムです。
 

チェーンゲート設置写真

 
ゲートの開閉方法は、リモコン、カードリーダー、ナンバープレート認識システム、ETC、RFID、テンキー式などさまざま。
最も一般的な方法がリモコン式です。
正規利用者に事前にリモコンを配布しておけば、リモコン所有者=許可された車だけが中に入ることができます。
 
 
●チェーンゲートのメリット
 
・高いセキュリティ効果

入場できるのは許可された車のみ。
無断駐車や車の通り抜けなど、部外車両の侵入を物理的に排除できます。

 
・正規利用者の利便性向上

リモコン式の場合、車の中からボタンを押すだけでゲートを操作可能。
車から降りて物理的バリアを動かさずにすむので、駐車場をスムーズに利用できます。
負担やストレスを軽減する効果があります。

 
・長期的なコスト削減

部外車両の侵入阻止やセキュリティ強化のために警備員を配置する必要がなくなります。
人件費や管理コストを削減し、駐車場の運営を効率化できます。

 
・多様な場所への設置に対応

平面駐車場、立体駐車場、商業施設、マンション、個人邸など、屋内外を問わず幅広い施設に設置できます。
ゲート本体が人間の背丈よりも低いので、屋内駐車場・地下駐車場のような高さ制限がある場所にも対応。
個人邸や小規模マンションなど、広い据付スペースを確保するのが難しい場合にもおすすめです。

 
 
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まとめ

 
無断駐車対策は、駐車場の種類や規模、周辺環境によって最適な方法が異なります。
シー・ティ・マシンでは、お客様のニーズや条件にあわせたチェーンゲートの提案から設置、メンテナンスまで、トータルでサポートいたします。
 
無断駐車でお困りの際や、ご不明点や気になることがございましたら、ぜひこちらからお気軽にご相談ください。
 

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