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【オーナー・管理者様へ】迷惑な無断駐車をシャットアウトする具体的な方法とは?

最終更新日:2025年10月15日(公開日:2023年10月13日)
 

 
「契約している駐車スペースに見知らぬ車が…」
「来客用の駐車場が、いつも無関係な車で埋まっている…」
 
こうした無断駐車のお悩みは、マンション・駐車場のオーナーや管理者の方からよく耳にします。
 
無断駐車は、単なる迷惑行為ではありません。
正規利用者からのクレーム対応、収益の機会損失、さらには事故や犯罪の温床となる可能性も潜んでいます。管理者にとってはきわめて深刻な問題です。
 
この記事では、無断駐車がもたらす具体的なリスクや、無断駐車を防ぐための対策などを、駐車場のプロの視点で徹底解説します。
 

無断駐車が引き起こす深刻なリスク

 
「少しの時間だけだから」「スペースが空いていたから」――。
 
こんな軽い気持ちで行われる無断駐車。
その「ちょっとだけ」が引き起こす問題は、想像以上に深刻な経営リスクに繋がりかねません。まずは、無断駐車を放置することで起こりうる具体的なリスクを4つの側面から解説します。

●リスク1:契約者・利用者様との信頼関係を損なう
 
最も直接的な被害は、正規の契約者や利用者に迷惑がかかることです。
「自分の停めるべき場所に、見知らぬ車が停まっている」という状況は、クレームの直接的な原因となります。管理体制への不信感が募り、顧客満足度の低下は避けられません。
月極契約の解約といった事態にも発展しかねず、安定した駐車場経営の基盤を揺るがします。
 
 
●リスク2:本来得られるべき収益の「とりのがし」
 
無断駐車の車両がスペースを占有するということは、そのスペースから本来得られるはずだった駐車料金や、新たな契約者を獲得する機会を失っていることを意味します。
一台一台は少額かもしれませんが、長期的に見れば決して無視できない金銭的な損失に繋がってしまうのです。
 
 
●リスク3:予期せぬ事故や犯罪の温床化
 
管理が行き届いていない駐車場は、犯罪者の格好のターゲットになる恐れがあります。
正規利用者の車が車上荒らし・部品盗難などの被害にあうだけでなく、最悪の場合では自動車盗難の発生や、盗まれた車両が犯罪に使われるなど、より大きなトラブルに巻き込まれる可能性もゼロではありません。
また、不正利用者が正規利用者の車と接触事故を起こす可能性もあります。
 
 
●リスク4:不動産としての資産価値の低下
 
無断駐車が横行する駐車場に対して、皆さんはどんな印象を持ちますか?
「セキュリティが甘い」「管理がずさん」「信頼できない」……そう思われる方も多いのではないでしょうか。
 
無断駐車が常態化している駐車場は、周囲にネガティブな印象を与えます。
マンションならば入居希望者から敬遠される一因となり、施設全体としての不動産価値を下げる要因にもなります。駐車場のセキュリティレベルは、建物全体の管理品質を測るバロメーターでもあるのです。
 
 
信頼・収益・安全・資産価値という、経営の根幹をなす要素すべてに悪影響を及ぼす可能性がある重大なリスク。それが無断駐車なのです。
 

まずはここから!自分でできる低コストな無断駐車対策と、その限界

 
無断駐車がもたらすリスクは理解しつつも、「いきなり高価な設備を導入するのは難しい」とお考えの方もいらっしゃるかと思います。
 
コストをあまりかけずに、今日からでも始められる対策も存在します。
まずは低コストな方法を試してみるのが、無断駐車対策の第一歩としておすすめです。
 
ここからは、簡単かつ低コストで実施できる、具体的な3つの方法を紹介します。
 

 
●対策1:警告看板・張り紙の設置
 
最も手軽で一般的な方法が、警告文を記載した看板や張り紙の設置です。
「関係者以外の駐車禁止」「無断駐車は発見次第、警察に通報します」といった文言を明記することで、心理的なプレッシャーを与え、無断駐車を未然に防ぐ効果が期待できます。
インターネットで配布されているテンプレートや、Word・パワーポイントで作成したものを印刷し、掲示するだけで良いので、スピーディーに導入することが可能です。
 
・限界と注意点

残念ながら、これらの警告に法的な拘束力はありません。特に「罰金〇万円を申し受けます」といった表記は、法的には無効と判断されるケースがほとんどです。常習犯や悪質なドライバーに対しては効果が薄いのが現状です。
また、効果を高めるためには視認性の高い場所に設置する必要があり、景観を損ねてしまうという側面もあります。

 
 
●対策2:カラーコーンや三角ポールの設置
 
駐車スペースの入り口や区画内にカラーコーンを設置し、物理的に駐車を妨げる方法も有効です。
一台ずつ設置・撤去する手間や、コーンの購入費用はかかりますが、「ここは停められない」という意思表示を明確に示すことができます。
 
・限界と注意点

手間がかかる点が最大のデメリットです。
正規の利用者が駐車するたびに管理者や利用者自身がコーンを動かす必要があるため、現実的でないケースも多いでしょう。
また、悪質なドライバーによってコーンを移動されたり、盗難・破損させられたりするリスクも高いです。

 
 
●対策3:ダミーの防犯カメラの設置
 
本物の防犯カメラではなく、見た目がそっくりなダミーカメラを設置する方法です。
「監視されているかもしれない」という意識を植え付けることで、犯罪行為や不正な駐車を心理的に抑制する効果を狙います。本物よりもはるかに低コストで設置できる点が魅力です。
 
・限界と注意点

あくまで「ダミー」なので、実際にトラブルが発生した際に証拠映像を残すことはできません。
また、近年のダミーカメラは精巧に作られていますが、偽物だと見抜かれてしまう可能性があります。

 

無断駐車を根本から解決!セキュリティ機器導入という選択肢

 
ここまでで紹介した方法は、無断駐車を減らす一定の効果が期待できます。ただ残念ながら、悪意のあるドライバーを完全に排除することは困難です。
 
もしこれらの対策を試しても効果が薄い・みられない場合は、より積極的な防犯対策、すなわち「セキュリティ機器」の導入を検討したほうがよいでしょう。
 
次は、一歩進んだセキュリティ対策について、具体的な3つの方法を解説します。
 

 
●防犯カメラの設置(録画機能付き)
 
ダミーカメラと異なり、実際に録画機能を持つ防犯カメラは、「もしも」の際に動かぬ証拠を残すことができます。車両のナンバーやドライバーの姿を記録しておくことで、警察への通報や損害賠償請求といった法的手続きを有利に進めることが可能になります。
また、「監視されている」という事実は、不正行為に対する強力な心理的抑止力として機能します。
 
 
●センサーライトの導入
 
特に夜間の無断駐車対策として有効なのがセンサーライトです。
人や車の動きを感知して自動で点灯するため、暗闇に紛れて侵入しようとする車両を照らし出し、ドライバーを躊躇させることができます。
防犯カメラと組み合わせると、夜間でも鮮明な映像を記録できるというメリットもあります。
 
 
●発想の転換:「入れさせない」という最強の対策
 
ここで少し視点を変えてみましょう。
 
無断駐車という問題は、そもそも「許可のない車が、駐車場に入れてしまう」からこそ発生します。
 
これまでに紹介した対策は「無断駐車を思いとどまらせる」という心理的なアプローチでした。
より確実なのは、許可のない車両を「物理的に侵入させない」方法です。
 
入口で確実にシャットアウトする。
この発想こそが、無断駐車に対する最も効果的かつシンプルな答えと言えるでしょう。
 
次は、悪質なドライバーを「駐車場に入れさせない」方法について解説します。
 

無断駐車対策の切り札「チェーンゲート」が選ばれる3つの理由

 
無断駐車しようとするドライバーを「物理的にシャットアウトする」方法として効果的なのは、出入口に駐車場用の自動ゲート(ロボットゲート)を設置することです。
 
チェーン昇降式の「チェーンゲート」、遮断機のような形の「バーゲート」、門扉が電動で開閉する「自動門扉」など、いくつかの種類がある自動ゲート。
その中でも、無断駐車対策に最も適しているのが「チェーンゲート」です。
 
ここからは、チェーンゲートが無断駐車対策に適している理由と、無断駐車をブロックする方法について解説します。
 

 
●理由1:物理的ブロックで「侵入させない」安心感
 
チェーンゲートは、2本の支柱の間にチェーンを張り、電動で上下させる自動ゲートです。
 
見た目はシンプルですが、ゲート本体が路面に据え付けられているため、カラーコーンや警告看板のように「動かされる」「無視される」心配がありません。
正規の利用者でない車両が敷地内に侵入するのをブロックすることができます。
 
また、出入口にチェーンゲートを設置することで「ここは管理が行き届いた駐車場である」というメッセージにもなり、無断駐車しようとする意欲や、犯罪を抑止する効果も期待できます。
 
 
●理由2:リモコンや認証システムで利用者様の利便性はそのまま
 
「自動ゲートでセキュリティを強化すると、正規の利用者が不便になるのでは?」
 
そう心配されている方もいるかもしれません。
ご安心ください。チェーンゲートは様々な開閉方法と連携できるので、正規利用者に開閉の手間をかけさせることはありません。
 
・開閉方法の例

・専用のリモコンを配布し、入庫時にボタンで操作してもらう
・契約者の車両ナンバーを事前に登録し、自動認証でゲートを開閉する

 
リモコンの場合は車内からボタンを押すだけで開閉できますし、車両ナンバー読み取り方式の場合は車で近づくだけで自動的にゲートを開けることができます。
許可された車両だけがスムーズに入退場できる仕組みを構築するので、利用者の利便性・快適性を損なわずにセキュリティを強化することが可能です。
 
 
●理由3:長期的なコスト削減と資産価値の向上
 
チェーンゲート導入で「部外者の車両を物理的にブロックする」ことで、これまで無断駐車の対応に割いていた見回りや警告、クレーム対応などの人的コスト・時間的コストを削減できます。
また、駐車スペースの不正利用に伴う機会損失・収益逸失を防ぎ、駐車場経営の安定化にも繋がります。
 
チェーンゲートの導入は、初期投資以上の価値をもたらす長期的な投資です。これまで無断駐車の対応に割いていた見回りや警告、クレーム対応といった人的コストと時間を大幅に削減できます。また、不正利用による機会損失を防ぎ、駐車場経営の安定化にも繋がります。
 さらに、セキュリティが万全な駐車場は、マンションや施設全体の資産価値を向上させる重要な要素となります。
「安全で安心できる駐車場」は、入居者や利用者の満足度を高め、競合との明確な差別化要因となるのです。
 

【導入事例】こんな場所のセキュリティ課題を解決しています

 
これまで、無断駐車への対策として、低コストで簡単な方法から、設備投資を伴うセキュリティ性の高い方法を解説してきました。
この章では、無断駐車を物理的にブロックする方法「チェーンゲート」について、具体的な導入シーンと、導入することで解決できる課題の一部を紹介します。
ぜひ、皆様が管理されている駐車場と照らし合わせながらご覧ください。
 
●マンション・月極駐車場
 
・課題

「契約者以外の車が停まっていて、正規の利用者様からクレームが多い」
「来客用スペースが近隣住民に無断で使われ、本当に必要な人が利用できない」

 
・解決策

駐車場の出入口にチェーンゲートを設置。
開閉方法にはリモコンを採用し、契約車両や許可された車両のみが進入できる環境を構築。
住民満足度の向上と、管理組合やオーナーの管理業務の負担軽減を同時に実現した。

 
・おすすめのチェーンゲート

DC202X222AT

 
 
●個人宅
 
・課題

「自宅のガレージ前に見知らぬ車を停められ、自分の車が出せないことがある」
「留守中の駐車スペースへの無断駐車や、不審者の侵入が心配」
「自宅前のスペースをUターンに使われている」

 
・解決策

駐車スペースの入口付近にチェーンゲートを設置。
敷地外と自宅の駐車スペースというプライベートな空間を物理的に区切り、セキュリティを強化。
開閉方法にはリモコンを採用し、車を使う家族だけが通れるようにした。

 
・おすすめのチェーンゲート


222AT

 

 
 
●企業・工場
 
・課題

「従業員用駐車場に部外者が侵入し、スペースが不足する」
「夜間や休日の敷地内セキュリティに不安がある」
「重要な機材や情報が保管されているエリアへのアクセスを厳しく管理したい」

 
・解決策

車両の出入口にチェーンゲートを設置。
開閉方法にはリモコン、守衛室・管理室からの遠隔操作、車両ナンバー認識を併用。
関係者以外の車両の立ち入りを厳しく制限し、敷地内全体のセキュリティレベルを向上。
部外者の侵入によるトラブル防止や、従業員の皆様の安全確保、企業の機密情報保護を行った。

 
・おすすめのチェーンゲート


DC907

 
写真ありの導入事例はこちら

 

まとめ

 
無断駐車を見過ごしていると、利用者との信頼関係の悪化や収益の低下、思わぬ事故や犯罪といった、より深刻なトラブルへと発展しかねません。
 
本記事では、張り紙やカラーコーンといった手軽な対策から、問題を根本的に解決するチェーンゲートの導入まで、様々な選択肢をご紹介しました。
 
無断駐車への対策は、ただただ費用をかければよいというわけではありません。
皆様の駐車場が抱える課題のレベルやご予算に応じて、最適な解決策は異なります。
 
しかし、最も大切なのは、無断駐車という問題を「仕方ないこと」だと先送りにせず、今すぐ対策への第一歩を踏み出すことです。
まずは、皆様が管理している駐車場が、どんな課題を抱えているかを改めて見直してみてください。
 
私たちシー・ティ・マシンは、駐車場ゲートのパイオニアとして数多くのセキュリティ課題と向き合ってきました。
 
「うちの駐車場に合うゲートはどれだろう?」
「費用はどのくらいかかるのか、まずは概算が知りたい」
もっと詳しい導入事例を見てみたい」
 
このようなご検討段階の疑問やご相談も大歓迎です。どんな些細なことでも構いませんので、まずはお気軽にお問い合わせください。
 

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