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『EV車』について ~省スペースな充電器~

 

新築一軒家の30年

筆者の生まれた家庭は、決して裕福とはいえない家庭でした。それでも小さな頃の思い出は特別で、今でもよく懐かしいなあ、楽しかったなあと思い出す事があります。小学生の時に住んでいた町内は、学校からは非常に遠く徒歩で30分以上をかけて通っていました。その町内は、市の中心街からは離れ、中心街から川を隔てて位置していました。トイレが今では数少ない汲み取り式でした。今考えると非常に失礼なのですが、その当時、汲み取り式のトイレに古臭いイメージを持っておりました。それが「中心街から川を隔てられた町」というイメージとを、自身で勝手に結び付け、劣等感さえ持っていました。

それが中学1年になって一変、駅前に引っ越すことになり、3階建ての新築マイホーム、さらに自分だけの部屋を初めて持たせてもらいました。ものすごく嬉しく、周囲からも分かるくらいに舞い上がっていました。当時は、徐々に周りで新築が建てられ始めた時で、周りはすごく活気があったと記憶しています。

あれから30年弱が経ち、そんな3階建ての実家は現在、両親が二人で暮らしております。同年代で新築を建てた周りの住人の方々も、子ども達は巣立っていきました。今は年配の方々が住む元気な町、という感じですが、当時のように、勢い良く活気のあった町とは、また違う落ち着いた雰囲気です。

実家が近いので、たまに母親がよもやま話をしに筆者の家におしゃべりに来るのですが、話を聞いていると、ご近所さん達はパートナーに先立たれた方や、あるいは部屋数の多い3階建てを持て余してマンションへ引っ越した方が多いようです。人口の減少と空き家の増加、なんだか現代日本の縮図のようですね。

 

国策としての脱炭素社会

さて、今回のテーマはEV車ですが、欧州をはじめとする世界全体での潮流、脱炭素社会(カーボンニュートラル)に足並みを揃えるべく、日本でも今、国全体で取り組もうとしております。

政府では2050年までにカーボンニュートラルを達成することを宣言し、それに向けて例えば、経済産業省では2035年までに乗用車での新車販売を、電動車100%とする、という方針も掲げております。

さらに、EV車の普及に最も深く関わるであろう重要なインフラ、EV充電器の普及にも、2030年までに合計15万基の設置、という明確な目標を掲げております。もはや待ったなしという感じですね。そんなEV充電器を、弊社は取り扱っております。

EV充電器には、「普通充電器」タイプと「急速充電器」タイプが有ります。それぞれ、弊社では普通充電器はパナソニック社製、急速充電器はニチコン社製を取り扱っております。双方で良い所がそれぞれ有りますが、それは次回に述べるとして、そもそもとして、ガソリンスタンドとEV用充電スタンドはどう違うのか?という事が問題となります。

EV充電では、ガソリン給油のように1回5分程度で完了というわけにはいかず、充電に時間がかかってしまいます。しかしその反面、充電器自体が、ガソリン貯蔵タンクなどと比べるとはるかに省スペースで設置できるということから、ガソリンスタンドに比べて、設置できる選択肢がかなり広がります。自宅でEV車の普通充電器を設置している一般家庭も見られますよね。

この省スペースでのEV充電器の設置が、前述した現代日本の問題である空き敷地問題の有効活用に、一つの打開策になるのではないでしょうか。

次回もEV充電器について述べていきたいと思います。

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