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『在宅』について ~テレワークの一長一短~

友人の頼もしさ

先日、狭いわが家のスペースを何とか広く有効に活用すべく、リビングの薄型テレビを壁に取り付ける工事を行いました。専用のアームを壁に取り付けて行うのですが、素人が行うのは危険なので、地元で内装業者をしている友人に頼みました。お互い家族も有り忙しいので、プライベートで会えるのは限られております。昔のように特に用事もなくフラッと友人と遊んでいた頃が懐かしく思われますが、今回は仕事で会う事ができ、わが家で工事を行ってもらいました。子どもたちは普段着の私の友人しか知らず、作業着を着て様々な工具を腰のベルト備えている姿に興味津々でした。子どもたちからすれば、ネジなどを使って壁に取り付ければ良いと考えがちですが、テレビなどの重いものは壁の裏の石膏ボードに取り付けただけではネジが効かず、落下します。そこで石膏ボードの周辺に組んである「間柱」という頑丈な資材を目がけてネジを取り付ける必要があるようでした。しかし壁にはクロスが貼ってある為、外から内部が分かりません。友人は、下地センサーという専用の機械を壁に向けたり、壁のあちこちをコンコンと叩き、正確な間柱の場所を推し量り、実にスピーディーかつ確実に施工を行いました。

内装業などは門外漢である筆者が見ていて面白かったのですが、特に子どもたちは、非常に関心を持ち、憧れの眼差しでじっと作業を見ておりました。テレビ取付後も時間が余ったので家の中で不便なところを数カ所、手早く修繕や改修をしてくれました。妻もすごく助かると感心していました。

あまりにも友人が救世主かヒーローのような扱いになっていたので、筆者も羨ましかったくらいです。

さて、そんなことがあった数日後に仕事から帰宅したある日、玄関を開けるとコンコン、コンコンと何人かが壁を叩く音。数日前の事を思い出してしまいました。最近のわが子の口癖が、家でも外出先でもいろんな壁を叩きながら「ここに(間柱)あるよ」になるという、近所でもなかなか珍しい子どもになりました。そして住宅の壁の構造から派生し、住宅販売のチラシの間取りをよく見るようにもなりました。

子どもたちが興味を持つきっかけは、本当に想像だにしないところからやってくるものですね。

テレワーク導入後の社会

新しい生活様式のなかでテレワーク(在宅勤務、カーシェアリング等によるワークスペース)により人々の働き方も多様化しています。厚生労働省による去年のテレワーク実態調査によると、実施した人の9割弱もの人が今後も続けての実施を希望しています。また、テレワーク実施済みの企業の40%以上が、コロナが収束後も同程度かそれ以上のテレワークを希望しているとの事でした。このことから、今後コロナが収束したとしても、新しい働き方としてテレワークは存続していくことでしょう。

ただ、テレワークの課題も当然有り、実施する社員は業務のONとOFFの切り替えが難しいという事が有ります。また業態によってテレワーク実施の難しい業種があったり、さらに管理職側の勤怠管理の難しさという事も有ります。勤怠管理はそのまま、社員の評価制度の難しさにも繋がり、例えば営業職以外のバックオフィス(経理や総務など)系の評価が難しいという点も出てきます。解決策としてはやはりICTを活用した勤怠管理システムの導入です。

ただ、筆者が少し不安に感じる事も有ります。これから働き手となる若い世代の方々は、今でさえコミュニケーションツールが非常に多様化し、人と面と向かってコミュニケーションを図る機会が少ないように思います。ICTの便利さを追求した、もう一つの側面であるとも言えます。しかし、その方々が社会人となり社会に出た後も、業務がテレワークとなり、人間同士で顔を突き合わせたコミュニケーションが取れる機会が減る可能性が有ります。リアルに人とおしゃべりしてコミュニケーションを取って楽しむ、という事も、人々の暮らしを豊かにするためには、非常に重要な要素ではないでしょうか。

 

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