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『メンタルケア』について ~自分らしい働き方~

 

 

テレビドラマ第1話

新年度を迎えて二か月あまり。新生活を迎えおられる方は、戸惑う場面も有るかと思います。先月のある日、突然の荒天のために電車のダイヤが乱れたことが有りました。折しも朝のラッシュ時であり、ただでさえ新年度の通勤でごった返しているところに、さらにダイヤの乱れが加わり、車中の筆者はどうしようもない状況でした。駅から降りると、一緒に降りた真新しいスーツを着たおそらく新社会人の青年が困り果てた様子で、ある駅への行き方を筆者に尋ねてきました。非常に急いでいるようで、焦りが顔中に出ておりました。満員電車で疲弊していた筆者も、この時ばかりは彼の助けになりたいという一心で、尋ねられた駅への行き方をなるべくわかりやすいように伝えました。お礼を言い去っていく背中に、「頑張れ、新社会人さん」と心の中でエールを送りました。なんだか本当にテレビドラマの第1話にでもありそうな場面に遭遇した一日でした。

ただ筆者としても、この新年度を迎えて仕事では今まで通りの業務となってはいますが、私生活では子どもたちが小学校入学と中学校入学を迎えるタイミングでした。小学校で6年間続けたスポーツ少年団のサッカーチームでの卒団行事が非常に忙しく、嵐のごとく過ぎていき、落ち着いたかと思えば、今度は新一年生になった末っ子がお兄ちゃんがやってたサッカーチームに入る、と言い出し、ああ、また6年間か・・・と思ってしまいますが、そんな時に母親の言葉を思い出します。「子どもたちとの忙しい日々で大変だろうけど、後になって、あの時は幸せだったなと思う時が必ず来るよ。」

仕事に家事に育児にと忙しいときにこそ(帰宅してリビングが散らかり放題の時などには特に)、母の言葉を思い出して、何とか怒りの噴火を鎮めている毎日です。10年後20年後の自分が、(あの時、幸せだったな)と思い出していることを願います。

駅のホームで出会ったあの新社会人の青年も、そんな時もあったな、と昔の自分を面映ゆく感じる日が、いつかきっとやってくるのでしょうね。

 

働き方にも多様性

さて、現代においては雇用のあり方が一昔前とは大きく異なってきています。昔はこの会社に骨をうずめるつもりで、などというモーレツ社員や企業戦士が多くいました。それが、現代になって一変、転職を行うということが珍しくない状況になっています。筆者の知人を見渡せば、同じ会社一筋で働き続けている人というのは、実際少ないです。また雇用のあり方については、さらに副業で稼ぐ、ということを認めている企業も年を追うごとに増えています。今から5年前の2018年は「副業元年」と呼ばれており、誰でも知っているような大企業が次々と副業を解禁し始めた年でもあります。

これらの原因の背景には、政府が推進した「働き方改革」ももちろん関係していると思われますが、筆者は少子化も原因ではないか、と考えます。働き手自体がそもそも少なく、新社会人を採用するのにも一苦労、というのは仕事関係の人事担当者から幾度となく聞かされた話です。就活では近年、売り手市場が続いています。そうなると、雇用主としてはせっかく入ってもらった働き手は、新卒あるいは転職者であっても大事にケアし育てたくなります。

「自分らしい働き方」の推進を、少子化や国策である働き方改革が後押ししている状況になるかと思います。

さて、今回のテーマは「メンタルケア」です。新年度が始まり少し経ち、慣れ始めた頃にゴールデンウィークで長期休暇があります。「5月病」はあまりにも有名な言葉で、5月は心身に不調を訴える人が多くなる傾向にあります。

前述した雇用のあり方の変化もあり、現代では社員一人一人に対してのメンタルケアに取り組む企業も増えてきています。次回以降は、メンタルケアについての実情や取り組み事例などについて、述べていきたいと思います。

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