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『メンタルケア』について ~産業医の役割とは~

 

ストレス耐性

筆者の母は高校を卒業してから定年を迎えるまで、子育てしながら1つの会社で働き続け、今は定年後の生活を楽しんでいます。筆者も筆者の兄も、0歳児から保育園へ預けられていました。定年後の生活では、昔は仕事や子育てで出来なかった、近所の専業主婦の方々と改めてお友達グループを作って楽しく過ごしております。

「人間は働かないと、生活に張り合いがなくなる」と母がよく言ってました。当時は聞き流していましたが、社会人となってからは、この言葉を反芻することが増えましたね。母としては、長年苦労して得た経験則から自然に出てきた言葉なんでしょう。張り合いがすなわち、ストレスを撥ね退ける力ですね。

しかし現代になり「ストレス」という言葉が一般的になって以来、近年では「適度なストレスは生活に良い効果をもたらす」、とさまざまなところで聞かれるようになりました。よく考えてみれば、農業においても農作物に適切かつ適度なストレスを与えることによって糖度が上昇することがあったり、また人間の肉体においても、筋トレではまさに物理的に負荷をかけることにより、強靭な肉体を得るということがありますよね。

自然界ではそういった一つの真理のようなものが通底しているのかもしれません。

人間の生活では育児のストレス、仕事のストレス、学業のストレス、などそれはもうさまざまな種類のストレスが有りますが、どんな場面においても、ストレスが全く無くなる、ゼロになることは無いですよね。ストレスは常に在るものとして考え、どの程度のストレスが自分にとっての基準なのかというバロメーターを自分自身で持っていると、何も考えずにストレスを受け続けて生活をするよりも、強く生きていけるでしょう。

頑張ること、努力することの大切さは、ストレス耐性をつける経験という側面も、あるいはあると思います。

産業医

社会人になってから今まで、仕事が苦しかった時はいつですか?と聞かれたら、迷わず入社から5年目までです、と答えます。会社自体にストレスは無かったのですが、10年以上も前、売り上げの多くを占める得意先の取引先の担当になった5年間は、今考えてもストレスフルだったなと思います。

当時その取引先の担当者は、筆者と同世代で割と仲が良かったのですが、その上司の方が(先方が発注先というのもありますが)わりと上からものを言ってくる方で、当時新社会人で右も左も分からない筆者は毎日のように慌てふためいており、ひたすらその方の言うことに応える日々でした。スマホの着信に恐怖を感じ、気にするあまりに鳴ってもいないスマホに着信が来たと何度も勘違いするくらい怯えていましたね。いま思えば、鬱に近いところまで行っていたと思いますが、当時はそういったことに考えが及んでいませんでした。

ところがある日、その取引先で同世代だった仲の良かった方が突然、退職してしまいました。

後にSNSで知ることとなったのですが、なんとその方、「産業医」の企業に転職していたのです。

後日飲みに行くことになり、経緯を聞くと、筆者が苦手だったその方の上司との関係が悪くなり、ついには裁判か?というくらいの事態にまでなっていたといいます。今にして思うのは、その方は筆者が受けたかもしれないストレスをも、矢面に立って受けていたのでしょう。

「産業医」とは、職場において労働者の心身の健康管理を行う医師であり、従業員50人以上の事業所では、産業医を置くことが法令義務となっています。いわゆる病院の医師のような治療や診断を行うわけではなく、労働者の心身の健康の為にアドバイスを行ったり、会社に対して勧告を行うことができます。従業員側としても、産業医がいれば些細なことでも気軽に相談できるメリットがあります。病院に行きづらい、ハードルが高いと感じる方にも嬉しいですよね。

一社員の幸せにとっても、また会社にとっての労働力としても、お互いに良い状態・関係を保つために、産業医は無くてはならない存在です。元取引先の方は、辛い過去があったからこそ良い転職となったのでしょう。

先日再び会った時には部長になっており、羨ましいくらいに出世しておりました。

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