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『イルミネーション』について ~白熱電球に込められた想い~

令和に起きた事

2019年5月1日に元号が平成から令和へと変わって、もう2年半以上が経ちました。あとしばらくすれば、令和スタートから1000日を迎える事となります。過去を振り返ってみた時に、たいていは時の流れの速さを痛感する事が多いですよね。ところが、令和がスタートしてから起こった出来事を考えていくと、今なお続く新型コロナウイルス、東京オリンピック・パラリンピックと、大変大きな事が起きており、出来事から考えるとそんなに時の速さを感じない、というなんだか不思議な感覚にとらわれます。

さてそんななか、先日SNSを見ておりましたら、筆者からすれば驚きの話題が上がっておりました。「平成レトロ」というワードです。昭和という時代は、しばしば「激動の」という形容がされるくらいに、太平洋戦争があり、高度経済成長がありました。そんな長く続いた昭和時代に対しての「レトロ」は感覚的には分かるのですが、平成レトロには驚きました。しかし、そんな平成レトロの分かり易い商品として『ガラケー』、『ルーズソックス』、『インスタントカメラ』が挙げられており、確かに、と納得させられもしますね。現在10代~20代のZ世代と呼ばれる人たちが、「逆にエモい」と平成レトロなモノを重宝しているそうです。しかし考えてみると、この「エモい」という言葉自体も、最近になって一般的になってはいますが、筆者の記憶では、私がまだ若かった平成時代に「エモーショナルロック」という一つの音楽のジャンルがあったのですが、それらの音楽を形容する際に、筆者の回りではみんな「エモい」という言葉を頻繁に使っておりました。

平成がレトロと呼ばれ、ますます時代の変遷が早くなっている気もしますが、だからといって時代がガラリと変容するのではなく、ときに再評価されたり、また以前のものに手を加え令和バージョンにしたりと、時代は変わりつつも、巡っているといった方が適切な気もしますね。

 

イルミネーションTPO

イルミネーションと聞くと、「神戸ルミナリエ」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

1995年1月17日に起きた阪神淡路大震災。その年の12月に、神戸復興のシンボルとして、初めて開催されたのが「神戸ルミナリエ」です。コロナ禍となった今も、代替イベントが開かれるなど、長きに渡り愛され続けている関西の冬の風物詩です。

その間には、2014年に青色発光ダイオード(LED)を開発した日本人3名がノーベル賞を受賞し、青色LEDは普及しました。街のイルミネーションには青色LEDを使用している所がほとんどではないでしょうか。

神戸ルミナリエも例外ではなく、一時期はすべての作品に青色LEDを使用していたようですが、近年では一部の作品に、敢えて白熱電球が使われています。

これはこのイベントの本来の趣旨が、震災犠牲者の方々の追悼、鎮魂、そして街の復興であり、白熱球の方が青色LEDよりも温かみを感じやすいという観点からだそうです。

冬の空をクールに彩る青色LEDも幻想的でとてもキレイなものですが、イルミネーションはそれを見た人がどのように感じるか、であるので、本来の趣旨や目的によって表現は変わってくるものですね。

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