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『空き家対策』について ~空き家放置が犯罪発生を助長~

 

 

 

秋の空

9月になり、徐々に秋の訪れを感じるようになりました。秋晴れの日などは、空が高く非常に清々しい気持ちになりますね。筆者なんかは毎年秋になると、妻と「空が高くなってきた」や、「金木犀の香りがしてきた」などと話し合います。因みに私は金木犀の香りが大好きで妻はその逆なので、毎年判で押したような香りについての感想を言い合っています。さてこの秋に清々しい気持ちになるのも、空が高くなってきた(ように見える)のにも理由があります。日本では夏の間、南の海上から発生した太平洋高気圧の勢力が強いです。しかしそれが秋になると、反対に大陸側からの高気圧がせり出してきます。南の海上の高気圧は、水分を多く含んだ大気を形成します。反対に大陸からの高気圧は南海上のそれよりも水分が少なく、それによって大気がカラリと澄みわたり、透明度が増して空が青くそして高くみえます。

また、夜には鈴虫やコオロギの声が聞こえてくる季節になりましたね。秋の太陽は「つるべ落とし」と呼ばれるほど日が落ちるのが早く、秋の夜長には虫たちの声が涼し気に耳に届きます。

さて、秋の虫たちについてSNSで非常に興味深いものを発見しました。

コオロギについて、コオロギの鳴く回数を計測することで今の気温がわかるという、とある「数式」が話題になっておりました。

これは実験だという事で、この数式を用いて昨夜、子ども達と一緒にチャレンジしてみました。ところがよく耳を澄ますと鳴き方が2種類聞こえてきて、早速困ってしまいました。そんな時に息子がなんでもなさそうに、こっちは鈴虫であっちがコオロギと、回答。やっぱり子どもはすごいな、と思いました。

元々けん玉の「もし亀」の回数を計っていたカウンターも用意して何度かチャレンジしましたが、計測する度に精度が上がり、五回目くらいで実際の気温になり、みんなで喜びましたね。普段机に座ってする勉強も大事ですが、時にはこんな実験を交ぜると良いですね。

都市部でも

さて今回テーマである空き家対策について、日本では空き家が増え続けていることは以前に述べました。

なんと統計では昭和38年から、ずっと空き家率は増え続けております。空き家率が多いのは過疎化が進む地方が目立つという事も前回述べましたが、実は人口の多い都市部でも問題を抱えています。都市部では、住宅そのものの絶対数が多いです。全国の空き家数の実に3割もの数の空き家が都市部に集中しております。

空き家が増えることで、治安の悪化が起こりえます。空き家へ空き巣に入った犯罪者が放火し、全焼したケースが有りました。また、もし空き家に放火をされると無人である事がゆえに、初動が遅れがちになり、周囲に燃え広がりやすくなります。実際に空き家から近隣一帯に燃え広がってしまった事例も有りました。

また不法投棄の問題も多くあります。一度不法投棄がされてしまえば、みんなも投棄しているからと悪い心理が働き、最初に不法投棄されたあと、その先に増えることはあっても減る可能性は極めて難しいでしょう。

空き家がある、そのこと自体は直接懸念材料にはなりませんが、空き家が長年に亘り管理がなされず放置され続けているような空き家には、前述のような治安の悪化が生じえます。

「人目につかない」という状況は、犯罪の発生を最も助長する要因の一つです。

草木が伸び放題、壁面に落書き、窓ガラスが割れていたりすれば誰の目にも放置されている事が分かります。

そしてその状況がさらに新たな犯罪を生みやすい状況を作る、といった悪循環となります。

さて、次回はこういった状況についての対策を具体的に述べていきたいと思います。

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